林道を下っていく。

ふと以前気になっていた渓流に行き当たる。川辺まで降りれるポイントを見つけ近づいていく。

轟轟と流れる水。少し肌寒い。

ひとしきり撮ったら川辺を離れる。遠ざかる轟音。森のさざめきが戻ってくる。

自転車にまたがり林道を下っていく。先ほどと同じ道。

決定的に何か変わってしまった感覚を覚える。まったく別の世界に投げ込まれたような感じ。

原因はわかってる、あの轟音なのだ。