2024/02/28

最近、急にこれまで読めなかった本が読めるようになった。

ブレイクスルーってやつか。

具体的に書くと、哲学を勉強しだした2年ほど前に買って一回読んで放置していた本を改めて読み直してみると、前回全く理解できなかった本が何を言わんとしているのか、わかるようになっているのを実感しているということ。

2024/03/16

ヘーゲルの止揚という概念について腹落ちした感覚があったので備忘録メモ。

「止揚する」とは、「否定すること」であると同時に「保存すること」

つまり、感覚的確信でいう「今」と「ここ」の感覚がいい例えになる。

「今」も「ここ」も自分自身の感覚としては常に「今」と「ここ」として保存されているが、その感覚される対象の側から考えると、「今」と「ここ」も次の瞬間には否定されているということ。

それは物の性質の面からも説明できる。

「塩」は白くもあり、辛くもあり、ある一定の重さを持ってもいる。このような物質の性質の「〜もまた」という感覚をそのまま上の図式に当てはめることができる。

つまり、白さ、辛さ、重さなどの諸々の性質を考えると、ある一つの性質の面から見て、他の性質は自らの性質の否定である。

しかし、塩という物の面から考えると、塩という物の中に諸々の性質全てが保存されている。

塩という具体的なものが抽象的なものに見えてくるから不思議だ。

塩が「神」で、塩の性質が「様態」である。