だいたいめっちゃ努力したつもりでも、やっと平均よりちょっと上くらいだった。
中学生あたりは、普通になりたかった。普通の友達を普通ぐらいに作って、普通ぐらい勉強ができて、無難に日々をやり過ごして早く何とかなれと思っていた。でも普通が難しかった。
高校あたりになると良くも悪くもほっておいてくれた。ある程度自分の世界に閉じこもっていることができるようになった。
他人に相談した記憶がない。他人の意見を尊重しない。協調性が壊滅的にない。すべて自分で決めてきた。信頼できる友達なんて一人もいない。サイコパス野郎。
それでは、自分を良く言いすぎか。
一つの呪いに縛られている。
「やったらできる子」
やったらできる。当たり前だ。世の中のことなんて大抵はやったらできる。やるかどうかだけだ。
僕はやったらできるらしいから、ちょっとやってみるか。
と、ここまでやってきた。
どの程度のことはやったらできて、何ができないのかもわかってきた。
自分の器ってやつ?
結婚もした、家も買った、一生の仕事も決まった。
子供はできなかった。
いろんなことが確定してきてる。
人生とは、未確定の物事が確定していく過程ではないのか。
一つの側面。
別の側面を考えるとこれまで見ていた側が、すべて嘘に思える。
恥ずかしいなあ。