常に演技をしている。自分で作り上げたキャラクターを守るために演じている。
素の自分なんて、陰気で、自分さえよければそれでよくて、性格のわるい奴だ。

でもそれでは、日々が立ち行かない。差しさわりってものがでてくる。だから、円滑に流れていくために演じている。そっちのほうが心地よいのだ。

だから、性悪説を信じている。
人間関係がリセットされるタイミングというものがある。そのタイミングでキャラを変えているのだ。

「どっちのほうがより円滑に、心地よく過ごせるだろうか」を考えて、「じゃあ、今回はこのキャラでいこう」を無意識的にやっているのだ。
そんなことを繰り返していると、どれがほんとうの自分だったかわからなくなってくる。素の自分を見失って、演技中の自分を素の自分と混同する。


自分を見失う。